宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

長谷部淳さんさようなら。23日、告別式

 元県議の長谷部淳さんが18日亡くなられ、23日告別式に出席。祭壇に飾られた遺影はみんなで何してるのと今にも語りかけてくるような笑顔の素敵な写真。支部の方が着物をリサイクルして作ってくれたベストがとてもお気に入りで、いつも身に着けていたのですがその写真でした。

 勉強熱心でいつもたくさんの本を読み、時代を先取りして当局にも課題提起する質問を行っていました。鋭い追及の中にも優しさが感じられる穏やかな性格で、いつもにこにこしながら私たちの話を聴いていました。奥様の謝辞でも結婚して30年、一度も夫婦喧嘩をしたことが無かったそうです。お互いに医療畑出身で、医療介護問題は共に議論し取り組んできました。医学が日進月歩で進んでいるとはいえ、救えない命が沢山ある限界も感じさせられました。どんなに無念だったことか。あなたの分まで頑張ります。安らかにお休みください。

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浪江町議選は、馬場子候補がトップ当選。自主避難者の3月末の住居確保状況は、未定が119戸、不在が32戸。県外避難者の78%は避難先での生活を継続。県復興共同センター代表者会議で県政報告。

 

 23日投票の浪江町議選は、共産党の馬場績候補がトップ当選。選挙中に寄せられた有権者の要望や気持ちに馬場候補の訴えが響きあい噛み合った結果です。私も何度か一緒に訴えましたが、国の避難指示解除への不満は凄まじいものでした。実際に来年4月以降賠償がなくなる一方で新たに生じる税や家賃の負担をどうするのかは、今後の大きな課題であり、馬場さんとともに引き続き国や東電、県にも支援策を求めていきたいと思います。

 県は24日、自主避難者の3月末時点における4月以降の住居確保状況を報告。未定は119戸、訪問時不在で確認できないのが32戸となり、12239戸のうち、1.2%、151戸を除き一応確定したことになります。4月以降の住まいは、県外避難者の78%は県外の避難先での生活を継続するとしており、県内に戻る人は18.3%に留まります。避難先での生活を選択した人も、東京都の避難者は都営住宅に転居費用が掛かり、生活苦に陥ったためにガスを入れられず1か月も風呂に入れなかった人がいる等、これからの生活への不安は拡大しています。県内に戻った人も、外に出れなくなりほとんど家に閉じこもりの生活をしているなど、帰還の有無にかかわらず生活に不安や問題を抱える人が少なくないことを示しており、新たな住居が決まったからおしまいではなく、今後も被災者に寄り添い丁寧な支援が求められています。

 25日の午後県復興共同センターの代表者会議があり県政報告を行いました。今村復興大臣の暴言に抗議し、辞任を求める抗議文を送付したこと、避難指示解除後の被災者の新たな負担の問題等について報告。署名の推進、政府東電交渉など方針を確認。

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22日、矢祭町の共産党支部主催のつどいで県政報告し懇談。白河市に避難している方からは賠償問題で相談が。

 22日は県南の矢祭町共産党支部主催のつどいがあり県政報告。隣町の大子町の町議がタクシー助成制度について報告。公共交通体系がズタズタにされてきた中で、ドアtoドアのタクシーの需要が高く、大子町では障がい者高齢者へのタクシー代半額助成を行っており、矢祭町でもぜひ実施してほしいとの要望が高いとのことです。

 私の報告について、今村復興大臣の発言に何か抗議をしたのかとの質問が出され、県議団として辞任を求める抗議文を送りつけたことを報告安倍政権のやり方はあまりにひどい、共謀罪も廃案にしてもらいたいなど、国政への批判が次々に出されました。

 また、地域の問題として火災の際の地元負担についても議論になるなど、多彩な問題が議論され交流できたのは大変良かった。

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 白河市に来て、復興住宅に避難している方から生活相談を受けました。避難が原因で病気を発症し治療中とのこと。東電の賠償の対応がおかしいとのこと。被害が続く限り賠償の継続は当然のこと、諦めずに頑張りましょうと激励。