宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

28日投票の県知事選挙、町田候補残念な結果に。安倍政権言いなりの県政転換をの訴えが届いたところでは共感が。伊達では大橋沙織候補が大健闘。

 県知事選挙は28日投開票され内堀知事が再選されました。町田候補は3万5千票に留まり残念な結果に。原発事故から7年7か月、県民は国による分断と切り捨て政策の中で本当に頑張ってきた一方で、安倍政権の政治はひどい、この県政を評価すると言う減県政のままでいいのかという町田候補の訴えは、県民の気持ちに噛み合った内容だったと思います。しかし、この訴えを届けきることができなかったもどかしさがあります。地元紙も内堀県政と安倍政権との関係には殆ど触れた報道がない下では、県民にはわかりにくくされていると思います。全県に県政の実態を伝えるには時間と宣伝の絶対量が必要であり、不十分だったことは否めません。

 しかし、訴えが届いたところでは共感も広がりました。安倍政権にものをいう姿勢が無いだけでなく安倍政権を評価すると言うアンケートの回答は、県民には衝撃的でした。あの安倍政権のどこをどう評価できると言うのか理解に苦しみますが、安倍政権与党丸抱えの選挙をやってる立場からすれば、何に違和感もないのでしよう。

 興味深かったのは、NHKが報道したというイノベ構想の効果について南相馬市の事業者に行ったアンケート調査の結果です。イノベ構想は効果が無かったと回答したのが77%に上り、効果があったとしたのは僅か3%に過ぎなかったことです。県がいくら復興の原動力と位置付けても、実体経済には波及していないことを地域の事業者は肌で感じているのだと思います。県民不在の復興政策作りの結果です。

 みんなで新しい県政をつくる会とともに、安倍政権に対決し県民の命とくらし優先の県政をつくるため、引き続き頑張ります。

f:id:m-sizue:20181030104631j:plain

 29日の朝は清水後援会の皆さんとともに定時定点で結果報告。お昼は駅東口でみんなで新しい県政をつくる会が町田候補とともに結果報告と決意の街頭宣伝。

f:id:m-sizue:20181030114626j:plain

 伊達の県議補選では大橋さおり候補が1万4千票を超し大健闘、若い候補者への期待が大きく広がり、来年の本選挙の展望を開きました。

今回の県知事選、県議補選に小池晃書記局長が応援に入り、市内では街中広場から訴えました。

f:id:m-sizue:20181101095230j:plain

常備消防職員の整備率、本県は72.4%、全国平均より5ポイント少ない。

 5中総で消防職員の整備率が全国平均77,4%で5万人の不足と報告。本県の状況はさらに5ポイントも下回り72.4%に留まっている事が分りました。整備率は必要消防設備から必要人員を算定した人数に対する実際の人員数の割合です。算定された人数は3416人に対し、実際の人数は2474人と約1000人の不足です。

各消防本部ごとにみると最も高いのは伊達地方消防組合の85.7%、次いで郡山地方広域消防組合の85.4%です。低いのは相馬地方広域消防の57.9%。

 福島市消防本部は75.0%で県平均は上回るものの、全国平均には届きません。

災害時に真っ先に現場に直行し活動する消防職員は全国で16万人、24万人の自衛隊員よりも少ない現状は早期に打開すべきです。

f:id:m-sizue:20181030131743j:plain

知事選挙、町田候補とともに喜多方、会津若松、福島市と各地でタウンミーティング。候補者アンケートで違いくっきり。安倍政権を評価する内堀知事。

 知事選挙は告示後も各地でタウンミーティングを開きながら選挙を行っています。15日は喜多方と会津若松市で16日は福島市内で候補者とともに街頭から訴え、タウンミーティングにも参加しました。候補者とともに県政を考え語り合うタウンミーティングは、自分の要求に係わる候補者の政策を生に聞けるとどこでも好評です。参加者から出される要求は実に多面的。県政にとどまらずくらしの関係ではむしろ国政に関する事の方が多く出されます。高齢者も多いことから、年金が減らされているのに介護保険料や医療費負担が増やされるのは納得できない、後期高齢者の医療費2割負担は中止してほしいなど、どれも切実な要求ばかり。汚染水や除染に係わる質問など原発事故関連の事項も次々に出され、あっという間に時間が過ぎてしまうほど。ここには、県民がいかに安倍政権に怒っているかが示されています。

 ところが、マスコミの候補者アンケートの回答を見ると、内堀知事はこれだけ県民と国民を苦しめ続ける安倍政権を評価すると回答しているのには驚きを超えてやっぱりと言う感じがしました。この間の議会答弁でも国政に関する事には一切自分の意見は言わない姿勢を貫いてきました。言えないのではなく、評価しているのだから言わないのだと確信しました。汚染水の海洋放出にもどちらとも言えないと反対を表明しません。

 福島の事故も被害も終わったことに、憲法を変え戦争する国づくりに、消費税10%への増税強行と、県民の願いに悉く背を向ける安倍政権を積極的に評価し言いなりになる県政では、県民の願いはかないません。町田候補の当選こそ県民要求を実現し、復興ビジョンに掲げたスローガン実現の保証です。

f:id:m-sizue:20181018112819j:plain