宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

14日、渡利地区敬老会に出席。米寿代表は小林忠道元福島商工会議所専務ご夫婦。最高齢は108歳の菅野定吉さんで県の最高齢者

 14日、渡利地区の敬老会があり出席。お祝いは米寿のみになり淋しくなりました。今年の米寿代表は小林忠道元福島市商工会議所専務。同年齢の奥様とともに出席され米寿を代表する挨拶をされました。奥様は市内でローゼンケラーを営み今もお元気でお店に立たれるママさんです。ここのソーセージは美味しいと評判です。

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 最高齢者は県内の最高齢者でもある菅野定吉さん。渡利の中でも山間地にお住まいです。最近まで農作業をしていたとのことで、電動車いすで散歩される姿がテレビで紹介されていました。息子さんは元渡利支所長を務められた方。今でも息子が気合を入れられるほどの元気ぶりは大したものです。

 

 

11日、代表質問。使用済み核燃料処理は国の責任を求める事、環境大臣の汚染水は海洋放出しかないとの発言に抗議し、タンクによる保管を求めること、自主避難者の裁判での追い出しは止める等を求めました。

 11日、共産党県議団の代表質問に立ちました。知事には、福島第二原発廃炉に伴う使用済み燃料保管について、最終処分が決まらなければ、なし崩しで福島が最終処分場にされてしまうと県民は不安を持っている。国が最終処分場を決めないままに再稼働を進めている事こそ無責任だと指摘し、県は国に最終処分場を国が責任を持つよう求めるべきだと質しました。知事は国の責任で県外搬出するべきだと述べるにとどまりました。

 自主避難者で国家公務員宿舎に避難し、県との入居契約を締結していない世帯を、裁判で追い出す議案が提出された件で、健康を害している世帯があると聞くが確認したのか質しても、明確な答弁はありません。県がやるべきは、追い出しではないと指摘、最後の一人まで支援すると言っていた県が、今は最後の一人まで追い出す県になってしまう。そんなことはやるべきではなく、裁判への提訴は中止すべきだと求めましたが、あくまで裁判にこだわる姿勢を変えません。

 原発の汚染水を巡り、更田規制委員会委員長に続き、10日は原田環境大臣が海に流すしかないと無責任な発言を行ったことについて、県は抗議し改めて地上でタンク保管を求めるべきだと質しました。危機管理部長は慎重な対応を求めるとし、明確なタンク保管を求める答弁はありません。

 県立高校改革に係わり、県が「国の方針であり、県は先取りしている」と述べたことを引き合いにして、原発事故で大変な苦難を強いられた福島の子どもたちに寄り添い、丁寧な教育を進める事こそ県教委が果たすべき役割であり、国の先取りで子どもたちの教育を受ける機会を狭め、地域を衰退に追い込む地方創生の高校版は見直すべきだと厳しく指摘しました。懇談会で見直しを求める発言が多数あった高校も、理解が得られたとする県の姿勢は許されません。

 賠償問題では、農業損害賠償がようやく支払われた事業者に、東電は商工業の賠償に移行することを理由に5500万円の返還を求めている事例を紹介し、いかに東電の姿勢が酷いかは明らかだと指摘。こうした事例に基づき誠実な賠償を求めるよう質しました。

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9日、9月定例会が開会。知事の提案説明で復興が力強く進み始めている一方、困難もと

 9日から9月県議会が開会。知事は提案説明で、復興は力強く歩みを進める一方で、多くの県民が避難生活を続けており複雑で難しい問題をかかえており、長い時間を要する復興の体制と財源確保が不可欠だと述べました。具体化では、外からいかにして呼び込むかが県政の重要課題となり、県民が安心して戻り暮らせるようにするかという視点は希薄です。

 知事は10月6日からドイツ、スペインを訪問、医療関連産業とともに再生可能エネルギー関連産業の集積に向け連携の覚書を締結すると述べました。ドイツのエネルギーを視察するのであれば、原発からの脱却、地域主導の再エネ推進の政策が原点となっていることをしっかり学んできてほしいものです。