宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

台風被災者支援のため連日訪問と現地調査し、21日福島市と県の危機管理課に要望書提出

 台風被害は福島市内でも広範囲に発生しており、連日現地調査と被災者の聞き取り調査に奔走しています。福島市の避難所にいる方は、ヘルシーランドが22日までしか無料開放されないので延長する事、利用時間の延長、民間入浴施設も無料で利用できるようになど、沢山の要望が寄せられ福島市の危機管理室に第三次の要望書を提出。

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午後全県の被災者支援に関して県の危機管理課に要望書を提出しました。危機管理課の主幹が対応し担当課に伝えると回答。災害救助法の適用については市町村で対応に相当の違いが表れています。避難所の温かい汁物の提供を国が通知したことを受け徹底する事、応急修理も個人が頼んでしまったら適用しないと通知している所があるなど、現場は大混乱しています。県が早期に制度の取り扱い方法を示す必要があります。

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 午前中に大波の裏山が崩れたお宅を2軒訪問し現地調査。1軒は私道路に大量の土砂が流れ込み住まいの玄関口まで来ていて入れない状態です。もう1軒は土砂により住宅の柱が折れていました。裏山崩落の際に使える林地崩壊防止事業の適用が可能ではないかと思い、そのことも危機管理課の申し入れに盛り込みました。

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別のお宅の裏も崩れ畑から国道に土砂が流れ込んでいました。




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12日から13日にかけての台風19号による被害が全県に大きな爪痕。福島市内でも床上浸水、土砂災害等多数に。14日は市議団とともに現地調査し市と県に申し入れ。15日に県委員会、県議団として県に申し入れ

 12日から本県にも大きな影響が出た台風19号の被害は、県内で現時点で分かるだけで死者25人に上りました。13日、市議団とともに市内の被害状況を調査。濁川が決壊しR115号と旧4号線の交差点付近が広範囲に浸水、住宅が一面浸水しました。濁川は13日中に土嚢で応急対策が取られましたが、被災した住まいの片づけやお掃除は全くこれから。大量に出た災害ゴミの収集を市は個別にやるのかどうかも不明で途方に暮れていました。

 向鎌田では農業用ハウスが浸水、地域の6割に被害があると言います。ある農家は8百合の被害で出荷最中のきゅうりの大半はダメになると肩を落とします。大型ポンプで排水しないと間に合わないが、無くて対応できないとのことで県にも要請しましたが、人家が優先なので対応できないのだとのこと。

 大波では、小国川が氾濫し農地に被害が出たのと、山が崩落して柿木畑が土砂に埋まるなど農地の被害が多数に上りました。市道も一部陥没、自宅に車が入れない状況に。

 永井川では、濁川と平田川の合流地点が溢水、住宅の多くが床上、床下浸水しました。ここも水害の常習地域です。濁川は早期の水害対策の必要性が叫ばれながら、遂に対策が取られずに今回の水害となりました。河川事業にはなかなか予算が付きにくく後回しにされてきたツケが、今回の被害と言えます。

 岡部上条地区は、小春川が溢れて宅地に入りました。内水排除のポンプが夜中に停止、どんどん水が上がってきたと言います。国土交通省は、阿武隈川の堤防を守るために内水排除のポンプを各地で止めたらしく、これが阿武隈川流域地区の被害を大きくしたと思われます。阿武隈川の水害対策としては、須賀川の浜尾遊水地にくわえて遊水地を増やす必要があります。

 飯坂町では小川にかかる医王寺橋の歩道が陥没、小川の堤防も一部崩壊しました。

 地元の渡利地区でも道路側溝の水が飲みきれず宅地に流れ込み床下浸水被害、また小河川に崩落した土砂が流れ込み塞いだために水田や宅地二流入しました。鳥谷下地区は常習地区です。市道の側溝の容量が小さいために溢れるもので、側溝の拡幅が必要です。

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上3枚は渡利地区の被害

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上3枚は濁川の水害

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上2枚は永井川の被害

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14日、福島市への申し入れ

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14日、県への申し入れ

 これらの現地調査を踏まえ、14日は福島市の危機管理室と県北建設事務所、振興局に緊急の申し入れを行いました。

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上2枚県申し入れ

 15日は、共産党県委員会、県議団合同で県の危機管理部に申し入れ。避難所の対応等まずは県民のいのちとくらしを守るための最善の対策を講じるよう求めました。

6日、福島市で共産党演説会。市田忠義副委員長が演説。

 6日、県議選挙に向けた福島市での演説会が開かれました。市田忠義副委員長が前日の伊達に続き福島市でも訴え。消費増税が強行された直後の県議選で県民の怒りを示そうと呼びかけ、共産党の5%へりの減税提案を詳しく解明。原発問題でも、原発マネーの闇の一端が明らかになったが、今臨時国会で全容解明しなければならないと強調し、再稼働のためにもお金が動いている。この問題を解明しないままに再稼働を進めることは許されないと述べ、福島から原発ゼロを掲げる共産党を伸ばしてほしいと訴えました。次の国政選挙となる総選挙で市民と野党の共闘を実らせ勝利して安倍政権を倒すためにも、この間の共闘でぶれずに要の役割を果たす共産党を伸ばしてほしいとつからづよく訴えました。

 私も大型事業優先ではなく県民生活を最優先する県政にする、原発ゼロを発信し被災県民を支援する県政をつくるためにがんばる決意を表明。応援演説していただいたのは、市民連合や安保法制に反対する学者研究者の会の代表委員として活躍される二瓶由美子さん。安倍政治を変え憲法を守るために立ち上がったこと、野党共闘のために共産党の存在が不可欠であることなど、この間の共闘の経験を踏まえ共産党への支持を呼びかけていただきました。二瓶さんの訴えがとてもよかったと多くの感想が寄せられました。金子恵美衆院議員秘書の中川さんからも挨拶をいただきました。

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