宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

28日、党県議団がアーカイブ施設や水素工場、ロボットテストフィールドなど双葉地方の施設を視察

 28日、共産党県議団として双葉地方を視察しました。オリンピックまでに開設を目指すアーカイブ施設伝承館や浪江の水素工場、南相馬市のロボットテストフィールドを見ました。伝承館はまだ工事中で中には入れませんが、同様の進捗で隣接して双葉町が産業交流施設を建設中です。施設の役割はすみわけし、食事や買い物ができるのは双葉の交流施設、伝承館は展示や会議等ができるようにするとのこと。既にイノベ推進機構に指定管理する方針が固まっているものの、福島県原発事故による被害の特殊性をいかに全容を伝えられるかが課題です。

 浪江町ではすごい風と雨の中での視察でしたが、町職員から水素工場の説明を受けました。2万キロヨットの太陽光発電で作った電気を使って、浪江の水を電気分解して水素を作るので浪江由来のエネルギーということなのでしようか。オリンピック後の水素の活用先は未定、何とか考えるように行政に働きかけてほしいとの要望も。

 ロボットテストフィールドでは産業フェアが開催中。ドローンや水中で使用できる機器を開発する企業が懸命に企業アピールを行っていました。建設中の施設を含めて全体を上から眺めることができました。既に一部供用開始されていますが、最も利用が多いのは滑走路だとのこと。要するに安心してドローンを飛ばせる空間が欲しいということなのでかなと思います。浪江の水素工場に隣接して浪江滑走路も整備されていますが、どちらも使った試験が行われるまでには時間がかかりそうだと感じました。

 双葉、大熊町の帰還困難区域はまだ避難指示が解除されていないため、進入路がバリケードでストップされていたため、戻って浪江町から双葉の伝承館に辿り着くことができました。

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上3枚は伝承館関連。3枚目は、右が双葉町が作る産業交流センター、左が伝承館

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上3枚が水素工場。2枚目のタンクが水素貯蔵タンク

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上4枚がロボットテストフィールド。3枚目は産業フェアのブース 

27日、みんなで新しい県政を創る会が県交渉。

 27日、昨年末の副知事交渉に続き、県の各担当課と県民要望で交渉を行いました。

汚染水の海洋放出に反対すること、公的病院統廃合に反対し地域医療を守ること、給食費無償か、変形労働制の問題、高校改革、石炭火力発電の中止、災害対策等について要望しました。回答はこれまでの域を出ませんが、継続して声を上げ続けることが大事です。

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26日、村山ブロック新春の集い、相双民商学習会と新年会

 26日、村山ブロック新年会に参加。飯舘村の佐藤八郎村議も参加していて、飯舘村に戻る人が少ないため2つある店舗のうちローソンが閉店することになったとのこと。依然厳しい状況が続いています。

午後、相双民商の新年会で県政報告。ほとんどの会員さんが避難者で、高速料金や医療介護の減免の継続は不可欠だと話されました。地域の事業者も戻った人が客が伸びずに再び避難先に戻ってしまった事例や、客が元に戻らず生活の見通しが立たずに自ら命を絶た人が出ているなど、大変の実態が明らかになる話が相次いで出されました。イノベよりも商売と暮らしを守ってとの要望は益々切迫性を帯びて迫ってきます。