宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

福島市笹谷の仮設住宅で議会報告会 浪江の皆さんから要望を聞きました

 浪江の皆さんが避難している福島市の笹谷地区仮設住宅で議会報告会を開きました。自治会の皆さんから是非開いてほしいとのご要望があり、浪江町の馬場績町議とともに議会報告しました。

 馬場町議からは、浪江町議会の様子が報告され、町独自に健康管理手帳を発行することにしたこと、損害賠償も、町として集団賠償申請を検討することになったことが報告されました。

 馬場さんに届いた県民健康管理ファイルによると、3月11日から5月16日までの被ばく線量は10ミリシーベルトとされているが、ガン発生率は低いので心配はないと記載されているとのこと。10ミリの数値は決して低くなく本人にとっては驚きだったようです。参加していた方から、自分のところに届いたのは、0.7ミリだったとの話が出されたのですが、これをどのように見たらいいのか聞きたいとの要望もありました。

 警戒区域の方なので、もっと自由に自宅に入れるようにならないのかとの要望も出されました。浪江町はまだ避難区域の見直しを受け入れていません。もっと町民の意見を聞いてからにしたいという立場に立っています。町の復興ビジョンは、町民がどこに住んでいても町民として支援するという方針が明確に示されていることは、今後のまちづくりを考えるうえで基本となるもので、検討委員会の見識を示すものだと思います。

 インフラ整備よりも住民の生活再建を優先して考えてほしいとの要望がどなたからも共通して出されました。

この議会報告会には、ドイツのマスコミも取材に入りました。

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写真上は浪江の馬場町議と議会報告、その下の2枚は会場の様子、取材しているのがドイツのマスコミ