宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

徳島県議団、ボランティアの皆さんが渡利の除染を視察

 14日午前、徳島県議団の扶川さん、古田さんはじめボランティアの皆さんが、渡利の除染を視察したいと言うことで、佐藤まち子市議とともに案内しました。この調査には、福島大学の学生さんも3人が参加。当日は渡利の住宅除染は休止し、弁天山の除染活動が全国のボランティアも参加して行われたため、そこに全部集中していました。

 私たちは、この間系統的に追ってきた小倉時真鍋さん宅を全員で見ました。すぐ上の山では木の葉をかき集める作業が行われる中、除染が済んだか所の放射線量を調査すると、約2週間前に測った時よりも線量が上がっており、前庭も後ろの庭も1.5μシーベルトあり、同行した視察の人たちは一様に驚きの声を上げていました。

 住宅の内部も測ってみると1.2μ程度あります。業者が測った時には、0.6μだと言われたそうです。器械の誤差があるので何とも言えませんが、外の線量を考えると1を超えてもおかしくない状態ではあります。

 そのあと、自宅の庭が狭いため埋めずに庭の一角に土のうで囲んで仮置きしているお宅も見ました。そこの土のうの傍で線量を測ってみると1.15でした。業者は雨樋からこぼれおちた地点も丁寧に除染してくれたので安心しましたと話していました。家の一角に汚染物が置いてあることに抵抗感が無いわけではないけれど、除染するにはやむを得ないと言います。

 終わって我が家で意見交換しました。除染がいかに大変な作業かが分かって、改めて原発の危険性を確認、原発再稼働などあり得ないと話し合いました。

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写真上は、庭の一角におかれた除染で出た汚染物、ポリのケースに入れたものを積み上げ、ブルーシートで囲い、更に汚染されない土を入れた土のうで囲っている

写真下は、視察を終えて我が家で懇談、正面右が徳島の古田県議、その隣が扶川県議