宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

渡利地区の除染の進捗状況が回覧版で回ってきました

 今朝、回覧板を見たら渡利地区の除染の実施状況が報告されていました。これによると、4月24日段階で、除染済み戸数が127戸、実施中が127戸合わせて手がつけられた戸数は254戸になります。当初計画した渡利の727戸の約3分の1です。汚染された土壌は、1戸当たり1トン土のうは13袋、30リットル入りのプラスチックケースで64ケースになっているとのこと。南向台地区は、217戸の予定に対して終了が1戸、実施中が11戸にとどまっています。地盤が固く穴を掘るのが困難なお宅が多いために難航しています。地域の様々な条件が絡み合って思うように進まない地区もあることが渡利地区だけを見ても明らかになっています。

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 29日に地元渡利地区の花見山がある地域の東町会の総会に出ました。この地区の除染計画は34戸だったが、済んだのが15戸、手つかずが11戸ありました。参加した人たちから出された意見は、除染がどこまで進んでいるのか全く情報が無く、自分の家にはいつ頃取りかかれるのか皆目分からないということでした。もつと丁寧な説明が求められています。

 来賓あいさつで長崎県を視察したという自民党の市会議員が、長崎では被爆者の方が一般の人よりも3年長生きとの統計があるそうです。被曝手帳を持っている人は、年二回の健診が受けられるために、病気の早期発見ができて結果として長生きで来ているということです。これを福島県にも当てはめて、県が掲げるように日本一長生きできる福島県を作ることは可能であり、そうさせなければならないと思っています。

 先日笹木野後援会の議会報告会で、自宅の除染をしたら250袋もの汚染土壌が出たと言っていた方が、東電除染費用を請求して60万円で合意したとのこと。個人が除染費用を直接請求して合意したのは初めてらしいとのことです。