宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

議会報告会かけもち、安斎郁郎さんの講演会を夜飯野で聞きました

 27日午後は、市内大森後援会と吉井田後援会の二か所で議会報告会が開かれ、村山市議、土田市議とともに報告しました。

 時間が取れた吉井田会場では、様々な意見交換ができました。健康管理手帳がアンケートを回答した人にしか配布されないことには怒りと驚きの声が。また再生可能エネルギー問題でも大いに議論が沸騰有意義な懇談となりました。
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写真は、大森後援会の議会報告会

 27日、28日と連続4回の講演会をこなす安斎郁郎さんの講演会は、夜の部の飯野町で聞きました。講演というよりは、懇談したいと切り出した安斎さん、今福島の皆さんの不安や願いを聞いて、科学者として役に立ちたいとの思いが強いメッセージとして伝わってきました。東大に開設した原子工学科の一期生、原発推進のために開設された学部です。原子物理学を探求するにつれて、原発はやってはならない技術だとの認識に到達し、その立場から意見を発信し続けてきたために、絶えず大学当局から監視がついていたと言います。自由な学問の研究すら保障されない環境下で、政府に都合のいい研究者が育成されていったのが原発に関わる研究者だったことが分かります。孤塁を守りながら尚且つ原発事故を防げなかった責任に言及されたことに、科学者の真摯な姿を見た思いでした。

 講演の終了後に安斎先生と少し懇談、避難区域の見直しで20ミリシーベルト以下を帰ってもいい区域としていることについて感想をお聞きしました。除染もせずに帰れというのは乱暴、線量でまたまた住民を線引きし分断することは止めるべきだと話しておられました。

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安斎郁郎さんの講演会には、マスコミが最後まで取材に入りました