宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

宮城県、東京の県議、都議団が福島県を視察 子どもの甲状腺検査結果返しで通知の出しなおしが始まりました

 昨夜福島入りした宮城県議団と、夕食を囲みながら懇談。倍加した県議団は和やかで頼もしい。

 現状が伝わればと思い、県庁のモミの木の下と玄関わきの側溝の線量を測ってみました。守衛さんからここが高いと教えられた側溝では、18.6μシーベルトあり驚きました。

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 今日17日は、東京都議団の大山議員、畔上議員も加わって当局からの聞き取り調査が行われ同席しました。

 宮城県は、子どもの医療費無料化は、2才までしか県が行っておらず年齢引き上げを何としても実現させたい熱意が伝わってきます。

 福島県が18才までの無料化に踏み切った理由はとの問いに、担当者は危機感からですと答えていました。今なお県外への避難者が6万800人を超す状況が続いていて、他県にはない子育て対策が必要なことは言うまでもありません。

 賠償では、個人が5207億円、事業者が2775億円、合わせて総額7982億円が支払われていることが分かりました。県内のGDPが7.2兆円(震災前)の約1割に相当します。どれだけの被害が発生しているのか、正確には誰も把握していません。県に聞いても、通常の経済総額と歩留りいくらになったかで比較するしかないと述べているように、全体像はなかなか見えません。

 請求を受けた東電は、少なくても請求総額は分かっているのに、明らかにしようとしません。

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向かって左から3人目から宮城県議団4人、その右側が東京都議団と各事務局

 18才までの子どもの甲状腺エコー検査の結果について、結節や嚢胞が求められたが異常とは認められないとされる、A2の判定を受けた子供について、保護者から不安の声が出ていたため、丁寧な説明を付けた結果返しを求めていましたが、今月から結果の出しなおしを始めていることが分かりました。

 内容を見ると、今一つ親切じゃないなと思ってしまう。素人が見て不安を払しょくできるものにするには、素人の意見を聞くことが大事ではと注文付けました。

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