宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

総合計画見直し検討委員会大庭地区でつどい、健康対策からコメの全袋検査など多様な課題で懇談。県が避難指示区域以外の住民に対する精神的損害の賠償を求める方針を明らかにしました。

 昨日午後県議会の総合計画見直し検討委員会が開かれ、総合計画にも県民のくらしと生業の復旧、再生を目指すことを総合計画に文言として入れるべきだと述べました。

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昨日の午後、大庭地域のつどいが開かれ、渡部ちい子さん、土田市議と共に参加しました。参加した皆さんに今の問題意識を伺うと、農家で天日干しでコメを生産していた方は、全袋検査が後回しにされ、検査してもらえないために、出荷もできないし、自家用で食べることもできない。早く検査して欲しいと訴えていました。

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 団地にお住まいの方は、側溝の清掃が11月4日に行われるが、草刈りだけで側溝の清掃は今年もやらない。去年もやらなかったので、泥が堆積していて、そこは線量も高い。仮置き場が早く決まらないと心配だと話していました。

 県民の健康管理調査については、アンケートを出していない人が多数を占めています。浪江町二本松市の健康手帳の話を紹介すると、福島市でも是非発行して欲しいとの要望が出されました。健康の関心が最も高いことがここでも示されています。

 福島市内のつどいでは、どこでも放射能の問題でいつまで話しても終わりが無いほどに話が尽きません。それだけ毎日ストレスを抱えて生活しているということ。

 県が自主避難者や、避難せずに低線量被曝しながら住み続けている県民に対して、今年1月以降の精神的損害の賠償を国と東電に求める方針であることが、昨日の新聞で報道されました。

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 9月議会の総括審査会で、私も県内市長会会長の瀬戸福島市長が、東電への緊急要望で避難指示区域以外の精神的損害の賠償基準を示すよう求めている事を示して、県として国と東電に要望すべきと質問し、県もその方針であることを答弁していたものです。