20日、福島原発被災者が、東電と国に対して要求書を突き付けて交渉。これに県内はもとより、沖縄に避難している人や、山形県米沢市に避難している人を含めて200人を超す参加者で、衆議院議員会館大会議室が溢れかえりました。
東電からは課長クラスが対応、自分達が東電の代表だと言いながら、肝心な所では回答できる立場にないと逃げの一手。しかも、要望事項を東電役員は見てもいないことも明らかになり、これでは話にならないと、責任者を出せと社員に詰め寄る参加者も出るほど、強い怒りの声が上がりました。
進まない賠償も、政府の指示に従って賠償させてもらっていると、国基準をかざして言い逃れ。一方、国の担当者は、中間指針は最低基準なので、東電の対応を注視したいと、まるで他人ごとのような発言。これには参加者からものすごい批判が噴出しました。
私も発言の時間をもらい、仮置きも決まらないままに進めざるを得ない福島市の除染の実態を報告。
毎日除染された汚染土壌を眺めながら生活しなければならない市民の不安とストレスを想像できるかと問いかけ、子ども、妊婦に限定しようとする避難指示区域外の精神的損害を、大人を含めて全面賠償せよと求めました。一緒に渡利から参加した佐藤愛子さんも発言。子育て世帯だけでなく、大人の私たちも、毎日安全な食べ物を選んで食べる日々。放射能の不安は減るどころか拡大していると被害の実態を告発。1時から始まり、夕方6時近くまで交渉は続きまし、た。
200人が大挙してきても変わらないならもっと大勢でまた来ると東電と国に宣告。もっともっと大きな運動が必要な事を身を持って感じてきました。 この交渉には渡部チイ子一区候補も参加しました。