宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

27日から29日まで土木委員会の県外視察、雲仙普賢岳火砕流、土石流被害の復興に向けた取り組みを視察

 27日から3日間、九州方面を視察。雲仙普賢岳噴火で被災した雲仙市の土石流に対応する砂防工事を無人化で行っている現場も視察しました。放射能汚染で人が入り込めない現場での作業が想定されている福島県にとっては、貴重な視察でした。現場作業は熊谷組が担当しており、福島県でも作業しているという方が、長崎の現地に来ていました。記念館では、当時雲仙市の職員だったという方が説明してくれました。1200戸の住宅再建をどのように行ったのですかとの質問に、全国からの義援金が大きかったこと、国の基金を活用して、当時は利率が高かったので、その果実を活用して個人の再建支援に1000万円は出すことができたので、それが大きかったと話していました。

 八代市では、川辺川ダムによらない治水事業を視察。ダムをつくらないとなれば色々な知恵が出てくるものだと思いました。

これまでのダムありきでは知恵も限られるというもの。

 諫早市では、干拓事業でできた道路を通りながら、ギロチンを見ました。内海は淡水化され生態系も変化。水門を開けるべきかどうか、まだ地元では議論が分かれていますとのこと。早く開けさせないと。

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ギロチンとよばれる水門。

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左は有明海、右は淡水化した調整池。絶えず調整池から排水されています。