宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

借り上げ住宅の住み替えが、井戸水枯れて住めなくなってもダメ、浜通りに近いところに住み替えたいと言ってもダメ、避難者を見捨てるのかと怒りの声が

 避難者の借り上げ住宅の住み替えが認められず、困っているとの相談が相次いでいます。

 浪江町から上川崎の借り上げ住宅に避難していた方が、借りていた家の井戸水が枯れて出なくなり、住めなくなったので別の住宅に移らざるを得なかったのに、新しい借り上げ住宅の家賃が出してもらえないと県庁に来られました。担当者に説明を求めると、住環境の変化は住み替え要件に当たらないということで困難だというのです。事情は分かるが、国の制約が厳しいため、県としてはオ―ケイ出せないとのこと。

 南相馬市から避難しながら、仕事の関係で山越えして通っていると言う人が、冬場の山越えが大変で南相馬市の借り上げ住宅に移りたいが、認めてもらえない。家は20キロ圏のすぐ外だが、娘もいて不安があり家には戻れないということです。

 避難者にはそれぞれに事情があるのに、参酌しない国のやり方は避難者を切り捨てるに等しいもの。好きで避難しているわけではないのに、何でこんな仕打ちを受けるのかと怒りの声が上がっています。