宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

9月議会に向けた政調会。原発汚染水問題など山積する課題でやりとり

 今日、9月議会に向けた政調会が開かれました。当局から、議会に提案する予定の内容について説明があり、その後質疑を交わします。

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 今回特に問題となっている、汚染水をはじめとした原発事故対応について、知事が国の非常事態と述べたことは重要と言いつつ、県の現状認識と対応について聴きましたが、事故が起きた年の12月に当時の野田首相が行った事故収束宣言については、収束している状況にはないと国にも求めていると述べました。しかし、ステップ2の完了の認識を問うと、それにはあいまいに返答しか返ってきません。県がステップ2の完了などしていないという明確な認識に立って、国と東電に対策を求める立場が重要だと指摘しました。

 県の担当者は、国の汚染水対策会議で東電が地下水の流入量を修正し、1000トンを800トンとしたことを明らかにしました。その根拠を聞いても、様々のデータ―に基づいて計算したものと言うだけだったとのこと。少なく修正したのには何らかの意図があるのでは疑いたくもなります。

 避難者が待ち望んでいる災害公営住宅について、先日大玉村から寄せられた、木造住宅の建設で、地元業者に仕事おこしをの要望も伝える中で、大玉に作る計画の災害公営住宅については、木造を考えていることを明らかにしました。

先日国会議員団とともに要望聴取を行った際に、相馬双葉漁協から出された沖での瓦礫除去作業の際の燃料代については、実費負担しているとのこと。現地にそのことが伝わっていないのではないかと思われます。

 林業を営む方から、賠償が2011年分しか支払われておらず、2012年分は出せないと返事が来たとの相談があり、政調会で質すと、東電がようやく今月に2012年分の賠償スキームの説明を行う予定になっているとのこと。とに角賠償の取り組みが遅すぎます。