宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

長谷部議員が一般質問で、福祉型県政の在り方を質しました。

 今日から一般質問。共産党から長谷部議員が質問に立ちました。いわきの皆さんが傍聴に見えました。

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 福祉行政について、国保事業の市町村法定外繰入金は加入者一人当たり5600円に上ること、これがそのまま国保税に上乗せされると、2011年度の国保税で72010円が77600円になると答弁。国保が県単位で広域化されると、市町村の独自負担軽減が廃止され、国保税の負担増が心配されるのです。介護保険の改悪で要介護3以上でないと特養ホームの入所対象としない問題では、特養ホーム待機者の中で要介護1、2が4276人で34%を占めていること、現在の入所者も在宅が困難な高齢者が入所しており、退所を迫られることのないように国に求めたいと述べました。特養ホームを待っていたのにそもそも対象とされない高齢者が34%にも上りますが、行き場が亡くなる人が相当数になることがこの数字からも予測されるだけに、介護保険の見直しを何としても阻止しなければなりません。

 復興公営住宅整備について、現在進めている500戸は集合住宅だが、今後は木造や戸建てを検討すること、ペット飼育も可能な住宅も一部整備する考えを示しました。

 社会保障の改悪が、国の自己責任論、自助努力を求め公的責任を放棄する基本姿勢のもとで進められようとしていることについて、まっとうな意見の開陳はありませんでした。但し国に言うべきことは求めていくと述べましたが、具体的内容には触れていません。

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