避難自治体の首長さんたちとの懇談を21日、22日の2日間で行う計画で、今日21日は、双葉の伊沢町長、楢葉町の松本町長と懇談しました。双葉の伊沢町長は、自治体の中に自治体がある状況で、町が独自に判断できないもどかしさを感じていると言います。国のエネルギー政策の犠牲になった町が、このままでは自然消滅してしまう。そんなことで良いのかと問いたいと、国の対応を厳しく批判。国の支援策は帰還が中心で、戻れない避難地域への支援策が少ないと指摘。 復興公営住宅も、その周りに福祉、医療、商業機能をセットで配置しないと絆もコミュニティも維持できないと訴えられました。
楢葉町の松本町長は、町全体がほぼ避難解除準備区域で、来年の春に帰還の時期を判断したいとしつつ、第一原発の状況が収まらなければ実際には判断は困難。しかし収束を待っていたのでは町の存続はできなくなると苦しい胸の内を語り、原発の安全確保を国上げてやってほしいと要望されました。
両町長ともに、県内の原発10基廃炉で立地4町長は一致したと述べました。議会の合意はまだの町もあるとのことです。
また、復興公営住宅には避難解除準備区域が対象外となっている問題で、実態として戻れない避難者がいることは事実なのに、入れないのは不公平だと国の線引きの見直しを要望していることも話されました。
20日、久しぶりの親戚の結婚式に家族で参列。いつも若い夫婦の門出は新鮮で清々しい。