宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

豪雪による農業被害の調査。ハウスがあちこちでつぶれる被害が

 共産党県委員会の雪害対策本部として、本日県北地域の農業被害の調査を行いました。桑折町の農民連会員、大槻寛さんのハウスは、10アールの畑に4棟のハウスが並んでいますが、ほぼ全滅。中で作業していたら命が危なかった、中にいなくて幸いだったと。このハウスは30年前に建てたもので、3年前にビニールを張り替えたばかり。800万から900万円投資したもの。新たに立て替えるのはとても個人の力ではできない。何とか支援しいほしいと訴えていました。

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2軒目の大槻重吉さん宅のハウスは15アールの畑に2棟のハウスが並んでいます。1棟はぺっしゃんこに潰れ、2棟目は一見大丈夫そうに見えるものの、中に入ると鉄骨が傾いているので倒壊の危険があります。ハウスの中は収穫間近の春菊が美味しそうに青々とびっしり繁っていました。

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 福島市内の野菜栽培団地として名高い岡山地区も、あちこちでハウスの被害が見られます。一つひとつの建物が大きいので被害額も相当な規模になると思われます。シイタケ栽培農家にお話を伺うことができました。脱サラしてシイタケ栽培を始めて半年で原発事故に見舞われた。風評被害で価格は暴落。そこに今度の雪害でトリプルパンチ。何とか支援をお願いしたいと話されました。この方はJAを通じて賠償請求をしているが、23年、24年分の請求額の半分も支払われておらず、生活のためにシイタケ栽培は奥さんに任せて、自分は3月から市内の除染作業で働く事にしましたと話していました。

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