宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

田村市と須賀川市のハウス被害調査

 22日、大雪で被害を受けた田村市須賀川市に調査に入りました。高橋ちづ子衆院議員の秘書、児玉さんも同行。田村市は木村市議が案内、イチゴ、野菜とと29種類もの作物をハウスで栽培してきた農家の美外実態を聞きました。大型鉄骨ハウスが壊れたため、収穫中のイチゴが全滅。花芽も温度が下がったため実を結ばなくなるそうで、これからが大粒の甘いイチゴの収穫に入る矢先だったとのこと。玉ねぎ、くき立ちなどもハウスだと出荷時期が早まることで価格を高く設定できたが、それもできない。イチゴの苗も準備したものは使い物にならないなど、被害は広範囲に及びます。鉄骨ハウスだけでも被害額は1000万円に上り、パイプハウスと合わせるとさらに被害額が拡大します。共済にも入っていたが負担金が大きいため抜けてしまった後だったと。ハウスの借金の返済がようやく終わる時期で、子育てにもお金がかかる時期と重なるため生活への不安が大きいと話していました。

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須賀川市でも、野菜農家の被害は深刻でした。高齢者はもう一度ハウス栽培を始める気力が出てこないとも言います。80メートルのパイプハウス6棟が被害にあった農家は、被害額がハウスだけで1000万円を超え、作物被害も1000万円、合わせたら2000万円に上ると肩を落としていました。

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80メートルのハウス6棟全部に被害が発生

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福島の農業の復興という観点でこれまでの枠を超えた支援策を講じるよう県と国に求めていきたいと思っています。