宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

高校卒業式はしご 福島市内の高校は一度もプールに入れずに卒業でした

 3月1日、県立高校の卒業式があり、渡利地元の南高校と母校の福島中央高校卒業式に出席しました。今年の卒業式を迎えた生徒たちは、3.11後に入学したため、放射能の不安や外での活動が制限されるなど、困難な中での高校生活を余儀なくされました。校長も式辞で、一度もプールに入ることができず申し訳なかったと詫びたように、これほど活動が制約されたことはかつてなかったのではないかと思います。卒業生の答辞は、この経験を活かし、力強く歩んでいきたいと頼もしい言葉に励まされる思いでした。子どもたちの力は偉大、いつもながら感心することしきりです。

サテライト校の卒業式には出席できませんでしたが、一度も本校での授業を受けることなく卒業しなければならない高校生の気持ちを考えると辛くなります。