宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

原発事故による汚染水処理施設アルプスが停止。処理後でも基準の10万倍もの放射能

 

多核種除去装置ALPSの放射能除去機能が極端に低下し、β線を出すストロンチウムなど放射能排出基準の10万倍にも上り、施設が停止していることが明らかになりました。この装置は、汚染水処理の中枢をなす施設で、現在東電が設置した3機が稼働していたもので、今後国が更に3機増設する計画でした。40万トンを超す高濃度汚染水処理の見通しが立たなくなることも危惧されます。昨日は県漁連がこの装置で処理したのち、トリチウムだけが残る汚染水の海への放出を認める方向を示したばかりですが、それ以前の問題が露呈したということで、漁連の態度も注目です。