宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

要望聴く会2日目、JA、県林業会議、県難病連、県社協、民青同盟、新婦人、夜間中学を作る会、県学童クラブ連絡協議会、県教祖と懇談

 要望聴く会2日目、多くの要望をお聴きしました。難病連からは、特定疾患が300疾患に増やされることは歓迎しつつ、予算措置が行われるのか不安との声。難病の疾患ごとに要求も異なるものもあり、いかにきめ細かな対策が重要かが分かります。リウマチの患者さんの要介護認定の検査は、一番状態のいい時を基準にするため、こわばって動けない朝の時間帯に最も介護を必要とするにもかかわらず、受けられない事例が出ているとの指摘は、何のための介護保険なのかの根本にかかわる問題だと感じました。

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 県社協からは、情緒障がい児短期治療施設の設置は緊急の課題として早期設置を要望。全国では31都道府県に38か所あるが県内はゼロ。東北では宮城、岩手、青森が設置。治療が必要な児童と分かっても施設がないので児童養護施設で一時しのぎせざるを得ない状況。この施設に入る児童の7割は虐待を受けている児童だとのこと。日本一子育てしやすい福島には不可欠の施設です。

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 農業団体は今年はJA青年連盟が初めて要望に。農業の意欲低下を招かないように支援してほしいと。福島の農産物の流通は思うように進まず、なんでも最後に福島産が扱われる状況。コメも流通せず在庫を抱えているため、国は35万トンを主食の流通から隔離する措置を取りましたが、内福島県内分は5.3万トンと最大です。隔離された米の買い上げ価格は1万円程度にしかならず、農家には迷いがあると言います。価格とともに、せっかく作ったコメが主食として食べてもらえないのが悲しいとも話していました。

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 県学童クラブ連絡協議会も、子ども子育て新制度の来年度実施に向けて、施設整備、研修等への県の支援を要望されました。福島市は特に民説民営で行ってきただけに、施設整備も民間任せにされかねず、市との協議が重要です。

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 県教組も要望にみえ、被災地の子供たちの置かれた状況は依然深刻で、一見陽気そうに見えても内には大きな悩み宮障害を抱える子供がたくさんいる。ひとりひとりの子供に寄り添った教育のために、教員の数を増やしてほしいと要望されました。

 放射線教育に関して、原発のことは授業では触れないこととの指示があるのかと聞くと、口頭で言われたらしい。福島市では原発には一切触れない指導書のモデルが配布され、この範囲で授業を行うよう指導されているらしい。

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 民主団体も要望書を持って各会派を回りました。時間を取ってもらえない会派もあったらしい。

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