宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

飯舘村の国直轄除染で手抜き疑いあり、住民とともに線量調査と振興公社で聞き取り

 2016年4月の避難解除を目指す飯舘村で、国が行っている除染に手抜きがあるのではないかとの住民の話があり、佐藤八郎村議、佐藤典男前村議、党中央の藤野さんとともに現地調査を実施。JVで除染を実施した宅地、村の振興公社で実施した宅地、除染がまだの宅地と3か所で線量調査しました。

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JVが実施した宅地の庭の空間線量は0.7μSV、宅地から20mの生活圏森林は、除染したというものの1㎝で6μSVの所もありました。振興公社が除染した宅地の庭では0.6、生活圏森林は1㎝で2.5μSV。まだ除染を行わない宅地では、2.5μから3.7μSVの空間線量で、雨どいのそばでは30μの計測器が振り切れました。振興公社で話を聞くと、振興公社は村民が除染作業を行うので作業も丁寧で、除染土壌も量が多くなると言います。除染ガイドライン通りならもっと少なくなるのかもしれないが、それでは線量も下がらない。振興公社は恨まれていますと述べ、国のガイドラインそのものの見直しも必要ではないかと思うと話してくれました。 国は年間被ばく線量20ミリSVなら健康への影響はなく帰還を進めるという態度だが、それで村民が戻れるとは思えない、村民が安心して戻れる環境を作らなければならないと述べていました。