宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

東電第一原発敷地内でまた重大人身事故。3人の作業員が負傷、内1人が重傷でドクターヘリで医大に搬送と東電交渉の冒頭で明らかに

 本日、原発県連が定例の東電交渉を行い参加。冒頭、本日午前11時に東電敷地内のタンク溶接作業現場で鋼材が落下、バウンドして近くの作業員3人に当たったとのこと。一人は血圧が安定しない重傷でドクターヘリで福島医大病院に搬送されたが、詳しいことは不明との説明でした。

事故収束作業中の人身事故は2度目です。作業員が土砂に埋まった事故は今も原因が明らかにされていません。

 交渉の中で、今回の事故も含めて、作業員の安全と待遇が保障されないズサンな実態こそ優先して改善すべきだと指摘。東電はそのためのアンケート調査を行い集計中と述べました。

 しかし、アンケートは下請け会社を通じて封をしないで出すように言われ、正直に回答できなかったと告発する労働者もいて、信頼できるものではありません。危険手当てが払われているかどうかの質問もありません。東電は今年から危険手当てを1万円から2万円に引き上げると発表したものの、それが払われているのか確認すらしていない。やろうと思えばすぐにでもできることで、東電が真剣に取り組まないことが問題だと指摘し直ちに改善するよう求めました。