宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

18日、県議団として3回目の第一原発視察。汚染水処理の道は険しく、収束とは程遠い

 

18日は、県議団が東電に申し入れて3回目の第一原発視察を行いました。国会からは真嶋、島津両衆院議員が参加し、復興センターなどからの参加もあり総勢で24人の視察団となりました。

 Jビレッジでは石崎復興本社社長が挨拶しました。

f:id:m-sizue:20150521135717j:plain

原発の敷地内では、新たな休憩所が建設されるなど様々な工事が行われ、1日7000人の作業員が働いています。免震重要棟でまた東電職員にあいさつ、収束作業があってこその福島の復興であると、困難な中での作業に取り組んでいる職員を激励しました。

 地下水流入を抑えるための凍土壁の管がズラッと並んで埋められていましたが、果たして有効に機能するのか疑問が残ります。汚染水のタンク群の周りの堰は嵩上げされていました。国が設置した高性能多核種除去装置がある建屋にも入り視察。装置は初期のものから見ると随分コンパクトになっていました。汚染水の浄化処理の見通しが立っても、その後どう処理するのかはこれからの課題、情報隠しをしてきた不信を払拭するための真摯な姿勢が求められています。

f:id:m-sizue:20150521135833j:plain

f:id:m-sizue:20150521140041j:plain

f:id:m-sizue:20150521140123j:plain

f:id:m-sizue:20150521140159j:plain

f:id:m-sizue:20150521140235j:plain

 今回は作業員の緊急医療に当たる担当からも話を聞きました。医師の斉藤紀DRも参加したため、具体的に突っ込んだ話にもなりましたが、現地の医務室に来る作業員は月平均15件程度、放射能汚染を受けた緊急患者が出てもドクターヘリは使わないとの説明には一同驚き。ヘリを汚染させないために患者を見殺しにするのかと怒りがわいてきました。

f:id:m-sizue:20150519154816j:plain

 

f:id:m-sizue:20150519093142j:plain