宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

商労文教常任委員会で秋田の教育、岩手の企業誘致と人材育成を視察

 

 

 28日から30日まで、県議会の常任委員会の県外視察で、秋田県岩手県を視察。

秋田県は教育行政について、とりわけ学力テスト全国一の実績について、その背景等について聞き取りを行いました。秋田県も平成13年から少人数学級を取り入れています。6年生を除き義務教育は30人程度学級です。福島県のように制度として30人学級を実施しているわけではありません。教員の加配分は正規ではなく臨時や常勤講師で賄われているのは福島県と同じです。家庭学習を重視しており、バスガイドさんが自分の子供の様子を話してくれたのでは、部活で疲れて帰るので、朝食の前の30分で家庭学習に取り組んでいると言います。探究型授業にする努力も校内研修等で定着しているとのこと。学習が楽しく感じられるような動機づけが大事だと思います。自分で考えて自主的に学ぶ子どもをいかにつくるか、教育の最大の課題です。その点で、読書活動の位置づけを聞いてみましたが、学校図書館の専任司書の配置は余り考えられてはいないようです。 秋田にはあまり学習塾がないらしい。塾に通っている割合は2ないし3割程度に留まっているとのことでした。塾の必要がないのか、そもそも塾がないのか何とも言えないというのが担当課の話です。

 

 岩手県北上市の企業誘致と人材育成の取り組みを視察。オフィスアルカディア構想は、福島市でも取り組んでうまくいかなかったものです。首長がトップセールスでどんどん企業に出かけて行って誘致活動をしてきたことが成果につながっているらしい。ここは、県というより市が技術支援センターをつくって、高度技術習得を支援しているのは進んだ施策だと感じました。