国と九州電力は鹿児島県川内原発の再稼動を今日強行しました。福島の事故も被害も終わったことして全国の原発再稼働を強引に進める一歩にしようというわけ。今なお11万人近くが避難生活を強いられている現実をどう考えているのかと言いたい。
昨日河北新報が薩摩川内市に自主避難している方を取材し記事にしたものを届けてくれました。昨年の県議会ヨーロッパ視察に同行した桐生さんが書いた記事です。福島県から避難している方達が語っているのは、「目先の損得では幸せにはなれない。福島に行ってみればいい」。双葉町から避難し中間貯蔵施設用地になっているという方は「放射能の不安におびえ大切な場所を失う覚悟があるならいい。賠償金もらっているんだろうと非難されても耐えられるなら再稼働すればいい」という言葉。再稼働されようとしている鹿児島の人たちには福島の出来事はテレビの中のことでしかないと思われていると感じているようです。被災地の苦しみは被災者自身が語らなければ忘レ。られてしまいます。被災地からもっと声を上げましょう。
11日夕方は川内原発が再稼働されたことに抗議し、県庁前で集会とデモ行進を行いました。集会が始まると同時に豪雨が襲い、参加者はずぶ濡れになりながらの抗議デモ。2年間原発は一機も動かなくても電機は足りていたのに、こんなにあっさりと再稼働が始めるのは、フクシマを終わったことにしたいから。県民切捨ては許さない。