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宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

革新懇が「原発ゼロをめざして今、福島から」と題するシンポジウムを開催。全国各地から720人が参加。原発に固執する安倍政権の福島県民切り捨てを許さず、原発ゼロ、福島県民の暮らしと生業の再建を求める運動を確認

 全国革新懇と県革新懇が共催で、原発事故から5年を迎え、シンポジウムを開催しました。伊東達也原発問題全国住民運動全国センター代表、早川千枝子さん、安斎郁郎さん、日本共産党志位和夫委員長がシンポジスとを務めました。現地からは、生業訴訟の原告団事務局長の服部さん、根元敬さん、広田次男弁護士の3人が報告。

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 福島の合唱団の歌で幕開け。4人のシンポジストがそれぞれの立場で報告。その中で原発事故から5年が経過したもとで、安倍政権原発個室政策の根本的矛盾を解明したのが志位和夫委員長でした。 志位さんは2つの矛盾を指摘。一つは、国民の認識の発展です。安全神話は完全に崩壊している。原発事故の異質の危険が国民の共通の認識になったこと。原発ゼロでも支障ないことが生活体験を通じて明らかになったと述べ、3.11を契機にした国民運動の広がりと変化を捉えて政治の矛盾も解き明かし国民自身が運動に立ち上がっていることを解明、私自身の認識も更に深まりました。

 もう一つは、原発の技術システムが抱える矛盾です。老朽原発常態化する問題で、エネルギー基本計画と電源構成で、原発に固執すれば老朽原発に依存せざるを得ないこと、使用済み核燃料処理の見通しが立たない事を明らかにし、原発を動かせば動かすほど矛盾が拡大せざるを得ません。こんな技術は廃止するしかないことは明瞭。福島県民を切り捨てて矛盾だらけの原発政策に固執することは許されないと指摘しました。

コーディネーターも務めた伊東達也さんは、5年たった福島県民の状況を報告。2.5万人の帰還困難区域住民の切り捨て、棄民政治は許されないと告発。県民の中に持ち込まれた分断と対立を克服し、連帯、共同共助の運動で国と東電に加害者責任を求める必要性を強調しました。

 安斎郁郎さんは、小学校時代二本松で暮らし第二の故郷と紹介。自慢の手品を使いながら、見えないものを見る力をつけることが大事、原発の理科と社会を正しく学ぼうと提起。毎月福島に来ているので不安なことがあったら連絡してほしいと、福島県民に寄り添う活動の継続を約束していました。福島市に関して、信夫山の線量測定も定期的に行っていて、避難区域と変わらないほど線量が高いホットスポットがある。事態を侮らず、過度に恐れずに科学の目で正確に対応することが大事と指摘しました。

 早川千枝子さんの発言は、避難指示区域だった楢葉町に住み、双葉地域で教師をしていた経験から、豊かな自然の中での生活が一瞬にして奪われた悔しさを涙ながらに訴え、会場の涙を誘いました。半年前に解除された楢葉町の状況を自身の体験や障がい者施設利用者等の体験を交え、原発事故は地域のすべてを奪ったと告発。原発ゼロを訴えました。