宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

4日は川内村が避難する郡山の2か所の仮設住宅の皆さんと懇談。来年3月の仮設打ち切りはやめてほしい。奥さんが透析治療を受けているという人は、生きられないと悲痛な実態も明らかに

 県が2017年3月末で自主避難者の仮設住宅の提供を終了するとしているため、避難者の生の声をきこうと懇談しに伺いました。共産党の避難者支援センターの大橋さんに依頼して自治会を通じて集まってもらいました。

 参加されてみなさんは、口々に仮設にいられなくなったらどうすればいてぃのか考えようもない、川内は医療機関が診療所だけで収1回程度の診療しかなく、避難生活で病気を抱えた避難者にとっては、医療機関は不可欠。今の状態では不安で戻れないと話しています。村が住民の意見を聞かずに避難解除や帰村宣言を行ったことにも批判の声が上がっています。

 奥さんが週3回透析治療を受けているという方は、避難前は富岡町の医療機関に通院していたが、避難で透析の受け入れ病院を見つけるまで転々とした。今は二本松の社会保険病院に通っているが、川内に戻ると通院距離が長くなり大変になるので、とても帰れないと話していました。

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 村議で参加された志田さんは、避難者の皆さんに帰るときは自分の判断で帰れるようにしましょう。一方的な追い出しはさせない様に自分も頑張りたいと話していました。

 しかし、村議会ではそういうことが議論にならなくなっているとも話します。避難者不在の行政であってはなりません。もっと住民の声を届けることが重要になっています。

避難者の声を集めた県あての要望書を預かりました。

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