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宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

生業裁判第6回公判を傍聴。6人の原告本人尋問で、くらしと生業家族関係を奪われた悔しさを陳述。6月には中通の現地検証が決定。

 17日、生業裁判の公判が行われ傍聴。6人が原告本人尋問に立ちました。2人は3月の裁判所による現地検証で現地を見たお宅。午前中の双葉町福田さんの尋問を傍聴。裁判官は最後に「あなたにとって故郷とは何ですか」と質問、福田さんは「故郷は1日二日でできるものじゃない。長年かけて先祖代々引き継いできたものだ。自分の子供が巣立っても戻ってこれる場所が故郷。それが奪われてしまったことは言い表せないほど悔しい」と述べました。

 2人目の猪苗代町の筑井さんは林業を営んでいた方。「親の事業を引き継ぎ季節ごとの自然の恵みを受けながら生業を拡大し、息子もついでくれたところに原発事故で、しいたけ原木も売れなくなった。自分にとって生活そのものの山の生業を奪われた」と悔しさをにじませました。

 公判終了後に報告会。ここには元東芝の技術者だったという方が参加して発言。福島第一の3号機から5号機を設計した、原発の技術には限界があると感じて反  原発の考えになり東芝をやめた。今度の事故をどうとらえたらいいのか考えていたが、津波対策を取っていれば爆発事故は防げたとわかり、難しいことではなかったのだと分かったので、自分の意見を書いて調書を出したと語りました。

 裁判の焦点は津波対策にかかわる国と東電の対応が、想定外化不作為によるものか問われることになるとのこと。裁判所も議論はかみ合ってきましたと述べているそうで、15mを超える津波が2002年の長期評価で予測できていたのに対策を取らなかった東電と国の責任放棄は明らかであり、裁判所の公正な判決を求めたい。

 尚、6月28日には中通の現地検証も行われることになりました。弁護団と原告団の粘り強い取り組みが裁判所を動かしています。

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