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宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

新たな小名浜港整備計画で、埋め立てて造った東港をもっと埋立て石炭の輸入促進は世界の温暖化の流れに逆行。

 小名浜港の整備構想の見直しに続き、整備計画がこのほど県の港湾審議会で了承され、国の承認を待つ状態に。埋め立てて造られた小名浜東港地区は現在約50haの面積ですが、これを16,3ha増やします。大剣埠頭と藤原埠頭の間も埋め立てる計画。新たな整備の理由は、石炭の輸入量の増大、木材チップの輸入量増、コンテナ取扱量の増加です。石炭の輸入量と取扱量の増加は、広野町と勿来に建設予定の石炭火力発電所に180万トンずつの石炭使用が見込まれることです。広野へは一旦小名浜港に陸揚げしたのち、1万トンの船に積み替えて広野に運ぶ計画なため、取扱量としては2倍にカウントされます。 CO2が15%程度少ないとは言え、大量のCO2が排出されることには変わりがありません。温暖化の流れにも逆らう火発の計画は大問題。しかもそのためにこれから小名浜東港を更に埋め立てる等の大規模公共事業が計画されることになります。こんな無駄遣いが許されるでしょうか。

 木材チップを活用した木質バイオマス発電がいわき市に計画されているとのことですが、木材チップを輸入ではなく地元調達できないかの検討も必要です。森林再生事業を積極的に展開する中で間伐材が必ず出てきます。福島の間伐材を使った木質バイオマス発電の研究支援こそ、森林除染の促進と組み合わせて推進すべきではないかと思います。なんでも安く外国から輸入するこれまでのやり方を見直すときです。