宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

26日、阿武隈東道路開通式に出席。帰りに霊山の酪農家を訪問。

 26日、阿武隈東道路10.5㎞が開通、 午前中に式典が行われました。国土交通大臣、復興大臣と2人の閣僚をはじめ国会議員がズラリと顔を揃えました。全体事業費は1600億円を超す大規模事業です。今回の開通は、全長45キロのうち10.5キロ。福島相馬間道路の中でもカーブが多く一番の難所と言われるところで、この区間の開通は利便性の上では大きな改善となります。 自民党の県議が、やっぱり道路は大事でしょうと言ってきたので、必要ないとは言わないが、優先順位の問題でしょうと返しました。

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 帰り道に阿部県議とともに霊山で何頭もの牛が死亡したという酪農家を訪問し懇談。4月に東電に対して賠償請求する準備中とのことです。牛の頭数を増やし軌道に乗り始めた途端に原発事故に遭ったため、事故前との比較が難しく賠償請求も苦労している様子。自家餌料を食べさせると体調が崩れ死亡する牛が相次いだと言います。頭数が減少したため、除染した牧草地で餌は間に合うはずだとされて、エサ台の賠償が認められておらず、経営が成り立たず苦境に立たされています。原発事故さえなければ順調だった酪農経営を破壊した東電には、被害全てを賠償してほしいとの訴えは当然の要求です。