13日、県議団として地域にある資源を生かし地域循環型の多面的な活動で仕事おこしと地域活性化に取り組む東和町のNPO法人を視察し関係者から話を聴きました。
行政主導でなく、自主的な発想と自己資金で事業をおこしていることにはびっくりするやら感心することしきりでした。
有機肥料は、地元の畜産農家の廃棄に困る糞尿の廃棄物、地元の食品業者の廃棄物等を有効に活用し、非情に高品質の有機肥料を生産しています。
また、直売所に持ち込まれる農産物もこの肥料を使用しとてもおいしいと評判とのこと。
東和町に外からも人を呼びを寄せようと、農業研修生りの受け入れや、農家民宿と取り組む農家が20軒を超えていると。
遊休農地を活用してブドウを栽培しワイン製造にも取り組むなど、多面的な活動がどれも意欲的に取り組まれいする様子が窺えて、町おこしへの熱意が伝わってきました。
どの事業にも若い後継者が育っているのも頼もしく感じてきました。
14日は、福大に食農学類が新設されることに伴い、県としてどのような支援をすべきかについて、福大の小山教授から現状を伺い懇談。県内の農業再建にはまだまだ程遠く地道な取り組みが必要であり、福大の新たな食農学類が果たす役割は大きいと話されました。国立大学なので国が責任を持つべきは当然ですが、県としても本県の農業復興のための必要な機関と位置付け、支援すべきです。