宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

県は学力向上対策で県独自の学力調査を拡大、小4年か中2年まで毎年実施する方針。

 22日から代表質問が始まり、自民党が質問を行いました。子どもたちの学力向上の取り組みを聞かれた教育長は、これまで県独自に小5と中2年で実施してきた学力調査を見直し、2019年度から小学4年から中学2年まで毎年学力調査を行う方針を示しました。

 国は毎年全国一斉に小6学年と中学3年で国語と算数、数学の学力テストを行っていますが、県は独自にその前学年でも実施していて、これを更に小学4年と中学1年生にも広げるもので、6年生は全国と県独自と2回テストを受けなければならず、その負担は大変大きなものです。学力で子どもたちを選別することにならないか、教師の多忙化に拍車をかけ、子どものストレスを拡大しないかなど、今求められる教育改革の方向からも逆行するものと言わざるを得ません。

 共産党が主催した子育て懇談会では、子どもがテストの前日は緊張からストレスが大きく兄弟に当たったりすることが多く、親としてはなるべくテストは減らしてほしいなどの意見も出されていました。一人ひとりの子どもに寄り添う教育は、テストではなく、子どもたちの心に寄り添う事ではないでしょうか。

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