宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

市町村の介護保険料改定、基準額福島市200円引き上げに対して最高が葛尾村の9800円で2300円の引き上げに。

 県内市町村の今年度から3か年の介護保険料の改定状況が明らかになり、基準額の最高は葛尾村で月額9800円、2300円の引き上げとなり全国でも最高額になりました。グループホームができたことで介護給付が増額され保険料に跳ね返ったのではないかとのことです。

 県平均の基準額引き上げ額は月469円です。福島市は介護準備基金を活用し200円の引き上げに抑えたと報告されています。市町村介護保険会計の準備基金保有額最新の資料2015年度末を見ると、福島市基金は4.85億円あり年度の黒字も3.67億円合わせると8.5億円、2017年度末の基金残高は13億円となりこの中から9億円を取り崩して引き上げ幅を抑えたのは当然のことでした。もともと保険料を取り過ぎているのではないかと思われます。 他の自治体でも基金を相当額保有している所があり、この活用をどうしたのかは気になるところです。

 避難難区域の介護保険料の高騰は大変気になっていますが、現在は保険料も利用料も免除されているため実質負担はないのであまり問題化していません。保険料と利用料の免除総額は43.5億円、避難地域住民の命綱です。国は毎年単年度ずつ予算化していますが、復興期間が終わったからと言って打ち切れるものではありません。