宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

14日、9月定例会開会。知事の所信表明には避難者の言葉は一切なし。

 開会された9月県議会冒頭では、閉会中に亡くなられた2人の自民党現職議員に黙祷をささげ、追悼演説が行われました。相馬市、新地町選挙区補選で当選した荒議員が挨拶。所属は県民連合。

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 14日、9月定例会が開会し知事が4年の任期を振り返り所信表明を行いました。福島の復興に取り組んできたと述べ、福島復興特措法の中にイノベ構想を位置付けたことも自らの成果と述べる等、この間県が進めてきた避難者置き去りの大企業呼び込み型復興が本県の復興だと強調。しかし県の発表でも4万人を超す避難者がいること、2千人を超す震災関連死が認定され、大震災と原発事故による重大な被害が今も継続していることには一切触れる発言はなかったのも特徴です。知事には被災者の苦しみは見えていないらしい。 知事選挙を前にした今議会でも避難者、被災者置き去りは変わりません。

 県立学校のエアコンについては、この夏の猛暑を踏まえ速やかな導入に向けて検討することを表明。県としてようやくエアコン設置に言及したことは、この間の県民運動の成果です。

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