宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

来年度県予算案1兆4603億円、前年比0.9%増。イノベ関連に900億円。

 県の来年度予算案が発表され、一般会計当初予算総額は1兆4603億円で、対前年比131億円、0.9%の増額です。復興関連事業費は6001億円で、前年比では177億円の減額です。投資的経費は3235億円で前年比326億円の増、この中で公共事業は2815億円、前年比427億円の増です。

 今年度まで700億円を計上してきたイノベーション関連事業は、来年度更に膨らみ900億円となります。避難区域の住民でさえ自分たちには関係ないと感じるイノベ関連事業の大幅な増額は疑問です。復興関連道路事業費の伸びがその要因と県は説明しています。

 自治体は新年度予算案を発表するときに、普通は県民がこぞって喜ぶような目玉となる新規事業を盛り込むものですが、私が見る限り県予算にはそれが見当たりません。誰のための予算なのかが改めて問われています。