宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

福島の西の山がメガソーラーだらけに?吾妻、水原両開パ跡地、先達山にメガソーラー発電計画

 福島市内でメガソーラー発電計画が相次いでおり、このままでは西の山がメガソーラーだらけになってしまいます。計画地は国の開拓パイロット事業が失敗して農地として活用できずにそのままになっていた所です。吾妻開パに2つ、松川の水原開パ跡地に1つの計画があり、吾妻開パ、水原開パ、環境アセスの手続きが行われています。水原開パ跡地の環境アセスが最も進んでいて、既に方法書に対する知事の意見が出され、次の準備書作に対する縦覧が行われいて、意見書の提出期限が4月20日です。 住民が良く知らないうちに計画がどんどん進行しているのが実態。5日に市議団や地域の皆さんとともに県の環境共生課からアセスの取り組み状況の説明を受けました。開パ跡地のほかに高湯先達山にも計画がありアセス手続きが進行中です。

 吾妻開パ跡地の2つの計画のうち、吾妻第一発電については、福島市も絡ん県内では初めての農山漁村再生可能エネルギー法に基づく事業として取り組まれており、法に基づく地域協議会も設置され協議が進んでいます。もう一つの計画は、農地を活用したシェアリング方式による太陽光発電事業のため、農地開発が主たる目的となり環境アセスの対象になりにくい事情があると県の担当者も説明しています。

 実際には2つのメガソーラー発電用地が入り込んで計画されているにもかかわらず、全体計画が環境アセスの対象にはならないという問題があのです。法の網から外れても、地域環境に及ぼす影響が懸念される場合には、総合的に判断する仕組みが無ければ環境は守れず、新たな仕組み作りが必要です。

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