宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

コロナの第二波に備えるためにも、集中医療体制の充実を

 県内の新規コロナ感染者が、21日までで14日間連続ゼロとなり収束が期待されますが、次の第二波がまたいつ来るかわからず、来ても早期に対応し拡大を防止すること、医療崩壊を防止するための備えを今のうちにしっかり行うことが重要です。医療体制では、ヨーロッパと比較して日本の集中治療用ベッドが少ないとの指摘があります。人口10万人当たりの比較では、ドイツ33.9床、スペイン9.7床、イタリア8.6床、に対して、日本は5.0床と低く、ドイツの6分の1、多くの死者が出たイタリアの半分近くに過ぎません。福島県内では81床ありますが、人口10万人当たりにすると4.3床に過ぎず、全国平均の5.0よりも少ない計算になります。県は補正予算で人工呼吸器を52台、ECМO(人工心肺装置)8台の購入を予定しています。脆弱な集中医療体制の増強は、第二波への備えとしても重要です。