宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

16日、福島日赤病院の院内感染を受けて市議団とともに市に、県議団は県に緊急申し入れ

 15日明らかになった福島日赤病院の院内感染発生を受け、朝早く党市議団とともに福島市に緊急申し入れを行いました。院内感染が起きた日赤病院の全職員、患者を対象にPCR検査を実施すること、濃厚接触者を追跡し特定するトレーサーを増員すること、エッセンシャルワーカー等に積極的なPCR検査を実施すること、苦境に陥っている事業者への直接支援を行うことを求めました。対応した秘書課長は市を挙げて感染拡大防止に取り組んでおり、県からも応援をもらっていると答えましたが、濃厚接触者の追跡に遅れがあること、検査数自体が少ないことなど、感染拡大防止の取り組みが弱いことを指摘し、県も支援を強化するよう求めていくことを伝えました。

福島市のPCR検査の実施件数がクラスターが発生しているにもかかわらず少なすぎます。郡山市クラスターが発生した時には、市が政治判断でPCR検査の実施を決め、一気に面的検査を行いました。今回の福島市の対応は郡山市とは大きな隔たりがあります。クラスター発生の11月1か月の検査総数は福島市が1047件に対し、郡山市は6075件と6倍もの差があります。陽性者数はどちらも35件、32件とほぼ同数ですが、検査を攻勢的に取り組むかどうかで大きな差が生まれていると言うことです。

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 15日、夕方は県の地域医療課に申し入れました。日赤病院のベッド数は348床、職員数が568人と報告されていますが、全職員と全ての患者のPCR検査を直ちに実施することを求めました。県によれば、本日の検査数は102人に留まっており、すべての関係者を面的に網羅する検査を行う体制にはなっていません。職員の濃厚接触者の検査数も40人という状況。一気にPCR検査を拡大して陽性者を隔離保護することは時間との勝負だと指摘し、緊迫感を持って取り組むよう福島市を支援する県の姿勢を示すことが重要だと求めました。

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