宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

沖縄の知事選挙玉城氏勝利。福島県知事選挙は町田和史候補を発表。

 30日投票の沖縄県知事選挙は、玉城氏が7万票以上の大差をつけて自民、公明が推す候補者を破り当選。沖縄県民の判断を心から歓迎したい。素晴らしい結果でした。

 今度は福島県知事選と補欠選挙です。本日、みんなで新しい県政をつくる会は、知事候補に共産党県委員長の町田和史さんを擁立して闘う方針を記者会見し明らかにしました。原発ゼロを福島から発信すること、県民に寄り添う県政の実現を掲げて闘う意思を表明しました。

 

1日、党県議団が原発事故汚染水について東電に申し入れ。汚染水の前提が崩れた。

 東電は先月末に汚染水にはトリチウムだけでなく他の各種も基準値を超えて含まれているものが、全体の8割に上ることを明らかにしました。汚染水の処理について、富岡、郡山、東京で説明会が開かれてきましたが、この時にはその事実は明らかにされませんでした。

 党県議団は隠ぺいだと厳しく指摘、東電に抗議し謝罪を求めました。申し入れを受け取った佐藤東電福島復興本社副代表は、アルプスでトリチウム以外は全部除去できるとは言っていないと開き直りました。アルプス多核種除去装置は、基準値以下にするための設備だと述べて、完全に除去するものではないと、アルプスの機能の説明も変えました。しかし、県民はトリチウム以外は基本的に除去できるものと理解してきたから、トリチウムが問題になってきたのであり、他の核種も含まれるとなれば、見方は全く違ってくる。汚染水の前提が崩れたことになるわけで、これまでの説明も適切ではなく、一から出直しすべき問題だと指摘しました。同日開かれた国の汚染水対策小委員会でも私たちが持った疑問と同じ疑問が出されたと報道されており、東電と国の姿勢が改めて問われています。

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県民健康、文化スポーツ振興対策特別委員会。参考人招致で福島医大の健康増進センターの大平氏が意見陳述

 特別委員会では、健康対策をテーマに議論と参考人招致。福島医大の健康増進センターの大平哲也氏は、福島県民の健康状態は、平均寿命、健康寿命共に短い、生活習慣病の死亡率が高い、メタボ該当者が増加しており、このままでは不健康短命県から脱却できないと指摘。対策として、心筋梗塞脳卒中の循環器疾患発症登録事業を来年度から実施し、データベース化して調査、分析を行い支援に活かす体制を作る方針を明らかにしました。がん登録でも全国に後れを取った福島県、循環器疾患登録の全国の取り組みを聴くと、ここでも東北では青森とともに未実施の最後の県とのことですか。

原発事故後にメタボが増加、運動習慣も減少しており、原発事故による本県特有の課題を明らかにして取り組む必要があることを指摘しました。