宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

汚染水の海洋放出問題で、内田いわき市長が関係者との約束守れとコメント発表。国のパブコメには1233件の意見が

 原発汚染水の海洋放出のトンネル工事事前了解を巡り、内田いわき市長が22日、関係者の理解が得られたとは言えない状況にあるとして、当初の約束をしっかり履行してもらいたいとのコメントを発表しました。県が技術的了解と県民の理解は別問題としつつ、丁寧な説明をと曖昧な態度をとる中で、漁業者も多いいわき市が地元自治体としてこのようなコメントを発表した意義は大きい。

 国が6月17日までに行ったパブリックコメントには全国から1233件の意見が寄せられました。放射性物質の環境への放出を防ぐための法規が安全に放出を行うことを証明するための役割に変質させられているとして、意図的な放射能放出の安全性審査に転用することは許されないと指摘する意見や、特定原子力施設全体のリスク低減及び最適化を図るというが、放射能は閉じ込める原則にのっとればタンク保管すべきで、ICRP防護3原則の最適化に反するなど、根源的な意見が沢山寄せられています。

核兵器禁止条約への参加を求める意見書採択は全国で639議会に。岩手県は県議会含め100%に

 日本原水協の7月1日時点調べで、核兵器禁止条約への参加を求める意見書の採択議会が全国では639議会の38%に広がり、岩手県は県議会を含めた全市町村議会で意見書が上がりました。県議会レベルでは、岩手県、長野県、三重県沖縄県です。

26日、コロナの検査キットが足りない!

 コロナ感染者の急拡大で県民の不安が高まる下で、一般市民が誰でも受けられる一般検査を受け付けている薬局で検査キットが入荷せず、検査の受付ができない状況になっている、何とか県が流通をうまく調整できないかとの問い合わせがありました。担当課に聞くと、国はメーカーには増産を要請しており在庫はあるはずだとのこと。国は一部で出荷抑制を行っているらしくメーカー指定だと入荷しにくい物が出ているとのことで、これから国が薬局等に手に入らなければ連絡するようにとの文書が届くらしい。これだけ感染が急拡大しているときに、検査の現場でキットが足りないなどあってはならない事態。国が抑制をかけていたとすればその感覚こそ大問題です。