宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

8日、原発汚染水海洋放出差し止め訴訟を提訴。

 8日、福島原発から出る汚染水海洋放出差し止めを求める訴えが福島地裁に起こされました。原告は150人超えに。弁護団は、これまで原発裁判に関わってきた、広田弁護士、海渡弁護士、河合弁護士などが名を連ねました。市民運動と相まって裁判闘争も行われることになります。相乗効果を期待したい。

11日、県議会9月定例会が開会。知事の提案説明で、ALPS処理水海洋放出を複雑な心境で見守ったと。

 11日から県議会9かつ定例会が開会。知事は提案説明の中でALPS処理水海洋放出について、海洋放出される様子を複雑な心境で見守ったと語り、国に最後まで責任を持つよう求めると述べました。国が無責任を繰り返す下で、いかに責任をとらせ約束を守らせるかは、その都度の対応こそが必要なのです。8民前の約束すら守らない国や東電が、この先何十年かかるか分からないものを本当に責任持つなどだれも信用できません。

 カーボンニュートラルの推進では、宅配の再配達を少なくするための簡易型宅配ボックス活用の実証事業に取り組むとしています。最大の温室効果ガス削減に向けた石炭火発の削減こそ最優先課題にすべきです。

 知事は、会津若松に避難を余儀なくされた大熊町の小学生が、大熊の新しい学校に移る際に地元のお世話になった方々にかけた「行ってきます」言葉という言葉を紹介していました。子どもたちには会津が故郷のようになっていたのでしょう。それだけ長期間故郷を離れなければならなかった原発事故の影響を、県はより深刻に受け止め元の生活を取り戻すための支援に取り組まなければなりません。