宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

あぶくま高原道路、通称トラハイの延伸求める要望に、県は選択肢の一つと、復興名目なら何でもいいのか

 県総合計画見直し検討委員会が開かれていますが、この中で各会派からの要望として、あぶくま高原道路、通称トラハイの小野町から富岡までの延伸を求める要望が出されています。会派が要望を出すのはそれぞれ自由だとしても、県当局が、今後県事業として選択肢の一つと考えているとの回答にはいささか驚きです。

 県の説明は、県土の復興のために、横軸の道路網整備が必要だという理由。県道は現在もあるわけで、高規格道路を作らなければならないとは限りません。現在の利用台数を見ても、さらに先に延ばそうとはとてもならない道路です。

現在の利用状況を見ても莫大な費用をかけてやるべき事業ではない、もっと他にやるべきことは沢山あると指摘しました。

 復興のためとの口実なら何でもアリの復興交付金の使途の批判が出ている中で、被災県がどういう基準で事業選択するのか、良識が問われているのではないでしょうか。