16日午後、福島市内しのぶ台にある浪江町の仮設住宅を訪問し、要望の聞き取りと共産党県議団が行っているアンケートを配布。
いつも野菜などの支援物資を届け続けている地元の佐々木智子さんと一緒に訪問すると、野菜を届けてくれる方ですねと佐々木さんはすっかり有名人で、皆さん快くお話に応じていただきました。
不自由はありませんかと伺うと、ここは住んでる人が少ないため、空き家を物置に使っているので助かりますとのこと。壊れたところもまだないと、仮設自体の問題はないものの、賠償や将来展望が見えないことに一様に不安と不満が噴出します。
ある方は、障害を持つ子どもを抱えて避難した苦労を切々と訴えられ、子どものために新築した家は僅か2年しかたたないのに、ネズミにかじられたりでとても住める状態ではない。ローンも残っているが、東電から示された賠償額では残ったローンも返済できず、到底納得できないと話します。
障がい者を抱える避難生活の困難には特別の賠償があってもいいのではないかと思っていると言います。ADRが2倍で和解した事例もあることを紹介しました。