宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

原発県連が東電と交渉。汚染水問題聞けば聞くほど訳が分からなくなる。とに角海への放流は認められない。避難者の借り上げ住宅の住み替えは、人道的に対応と大臣が述べても、事務担当は変わらないってありですか。

 本日午後、原発をなくす福島県連絡会が8回目の東電交渉を行いました。

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 当面の最大の課題となっている汚染水対策について、担当者の説明を聞きましたがさっぱりわからないというのが率直な感想です。事故前までは毎日850tの地下水をくみ上げていたが事故で汲み上げができなくなっているとの説明。その間地下水はどう処理されていたのかさっぱり要領を得ません。海に流れていると発表したのは、地下水と海水と言ったり来たりしていることが分かったためとのことですが、そんなことはとうに分かっていたはずの資料を出しているのに、なぜ今まで遅れたのかもわかりません。海水が入らないように海側に防護壁を作る計画ですが、できるのは来年の9月の予定。それまでどうするのかは不明。

 メルトダウンした燃料の取り出し時期のロードマップの見直しを行った根拠を聞いても、早い方がいいと思ったのでと言うだけで、何も根拠はないことも分かりました。

 何を聞いても県民が分かるような説明ができないというのが東電の実態。県漁連も処理してもトリチウムが残る汚染水の海への放流は絶対認められないと抗議している下で、田中規制委員会委員長が、個人的には海に流すしかないなどと無責任な発言をしていることは許されません。

 昨日双葉町長が厚労大臣に会い、借り上げ住宅に避難している場合の住み替えの柔軟な対応を求めてのに対して、法律にはない事でも人道的に対応したいとのべたとの報道があり、県の担当者に聞いてみると、事務方は基本はこれまでと変わらないとの回答だったとのことです。大臣の福島県民への約束もまともに対応しない事務方なんてありえない。もっと県民の声を突きつける必要があります。