宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

小林福島市長が、東電に賠償の完全実施と早期支払いを求める要請。旧緊急時避難準備区域の都路地区住民が、打ち切られた賠償の再開、継続を求める訴えを起こすことを検討との報道

 23日福島市の小林市長は、東電に対して賠償の完全実施と早期支払いに関する要請を行いました。P1030710


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 要請では、事故の早期収束とともに、精神的損害についてH24年9月以降も賠償するよう求めています。なぜ9月以降なのか、子どもと妊婦はH24年の12月まで、大人はH23年4月22日までしか精神的損害は認めていません。避難指示のない福島市の市長が精神的損害を認めよと要請した意義は大きいものがあります。

 田村市都路町、広野町川内村などの旧緊急時避難準備区域が、H24年8月で一律10万円の賠償が打ち切られている問題で、私もこの間打ち切りの不当性を事あるごとに取り上げて是正を求めてきましたが、この程、田村市都路町の一部住民が賠償の継続を求めて、提訴に踏み切る意向であることが報道されました。ようやく当事者が動き出してくれたので、事態が前に進むことを期待したいと思います。

 特定非難勧奨地点を含む地域の住民も、小国地区住民の訴えにADRが和解勧告案を提示したことを受け、月舘町住民にも動きが出るなど、完全賠償を求める運動がここにきて広がりが出てきたことは嬉しいことです。

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