宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

:原発反対福島県民大集会に5300人、福島市会場には1500人。9日には、原発ゼロ署名と県のシンポジウムに参加。

 原発事故から3年、原発をなくそうと県民大集会が県内3会場で同時開催され、5300人が参加しました。私は福島市の教育会館の会場に参加しました。600人の会場なので、座れず立ったままの参加者も多数。中央会場のユラックス熱海の会開行事の模様がスクリーンに映し出され、大江健三郎さんも挨拶。

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福島集会では飯舘村の長泥地区自治会長さんが現状報告。自然豊かな飯舘の生活が奪われた悔しさが滲み出るお話でした。デモ行進に沿道からは頑張れの声がかかります。

 9日は、原発ゼロ署名を渡利地域で行い、4組で89人の署名が集まりました。飯舘から渡利に避難しているお宅にも伺いましたが、避難者だと診られたくない様子も伺えて、心が痛みました。こちらから避難生活の様子を尋ねると、しばらくは戻れないと諦めているようにも見受けられ、展望の見えない避難生活への苛立ちが伝わってきます。

 4人の子育て中というお父さんは、避難は事故直後に県外に行ったが、経済的に成り立たず戻ったとのこと。お金があれば安全なところに子どもを避難させたい思いは今もありますと話してくれました。安倍政権の異常な暴走政治への怒りはどこでも共通して出されます。

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 9日午後県が主催した復興シンポジウムに参加。内堀副知事が基調講演の中で、福島の復興には光と影があると述べ、影の部分をいかに小さくするかが政治の課題と述べました。福大が支援センターを立ち上げて、県民、地域を支援してきた経験を踏まえて中井学長、丹波先生が福島の復興の考え方について述べた中で、県民ひとり一人の選択を尊重し理解すること、県民が復興の主役になれる取り組みの重要性を強調されたことが印象的でした。

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