宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

避難指示区域今なお8万人近くが避難、自主避難者は4万4千人。これで再稼働などできるのか。川内原発再稼働の県議会承認11月上旬にも強行の動き。事故原発の建屋カバー解体に住民はピリピリ

 福島県民は今も12万5千人近くが県内外に避難生活を送っていますが、国の避難指示があるのは8万人弱。4.5万人は避難解除されたかもともと避難指示のなかった地域から自主避難している避難者です。3年半が経ってもこれだけの県民が避難を余儀なくされ、災害関連死も増え続けているのに、福島の災害はもう終わったことにして再稼働を進めるなど到底許されません。

 ところが国は川内原発の規制委員会審査が終了したとして、地元議会の承認を急がせています。鹿児島県議会は11月上旬にも臨時県議会を開き、再稼働を承認する議決を行う構えと伝えられているのです。復興共同センターは今日の会議で 福島の実態を伝えるために鹿児島県に代表団を送る活動を計画しました。

 緊迫した中で福島県知事選挙の投票日を迎えます。福島から再稼働ノーの審判を下したい。

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第一原発1号機の建屋を覆っていたカバーの解体が今日から開始に。去年3号機のがれき撤去作業で放射能が飛散したため、周辺住民はまた放射能が飛んでくるのではと先日開いた集いの中でも不安の声が出され、作業内容や実施する時は必ず住民に知らせてほしいとの要望も。南相馬市防災無線で全戸に知らせてほしいとの要望に対して、不安を掻き立てるとして防災無線は使わないと回答したため、怒りの声も上がるほどに住民はピリピリです。