宮本しづえのかけ歩き

あかるくあたたかい県政へ

5日、今年避難解除が予定されている南相馬市小高区を視察。メイン通りは歯が抜けたように住宅が撤去されていました。

 5日、今年避難解除が予定されている南相馬市小高区を党中央の最上さん、熊谷智参院選挙区候補、町田常任委員と共に視察。渡部寛一市議の案内で小高の主だった所を見て回りました。

 行く途中、飯舘の除染廃棄物の仮置き場を視察すると、トンパックをトラックが仮置き場に搬出する作業中でした。

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 小高の町中は、人の気配はあまりなく、メイン通りも葉がぬけたよぅに住宅が撤去されていました。福島市に避難している吉田さんのお宅を見に行くと、ようやく壊れた住宅が撤去されさら地になっていました。

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渡部寛一市議のお宅も久しぶりに訪れると、離れはハクビシンが入り込み、天井はブスブス。壊すしかなく、母屋も荒れ始めていて壊すかどうか迷っているとのこと。100年もつづく立派なお宅が取り壊さなければならないのがどんなに辛いことかと心中察するに余りあります。

 住宅の解体が進まない理由を聞いてみると、福島市の環境再生事務所が決済権がなく、1件毎に本省の決済を貰わないと解体できない仕組みになっているらしく、なかなか決済が下りるまで時間がかかるらしい。

今年の4月に避難解除されるかどうかは不透明ですが、済む家もない状態で帰れというのはあまりにも酷な話です。

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周辺には広大な仮焼き場が作られており、解体や除染で出た廃棄物の仮設焼却場が350億円もかけ作られていました。

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2013年にコメが基準値を超えて放射線量が確認されたという水田を見ていると、耕作者が通りかかり懇談に。線量を図ると他の地域よりは高い数値が。

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希望の牧場はさらに線量が高く1.8μシーベルト

観測されました。

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